「旅行が好き」「地元の魅力を伝えたい」「自然や街歩きが好き」──そんな気持ちがあれば、体験ツアーのガイドとして働けるチャンスが広がっているんです。
観光地での“体験型ガイド”の仕事、じわじわ注目されてきています。
資格がなくても、自分の好きなことや得意なことを活かして観光客を案内して、報酬ももらえる。
そんな働き方、気になりませんか?
この記事では、体験ツアーガイドの仕事内容や向いている人、実際のツアーの種類、応募先まで、気軽にサクッと紹介します!
体験ツアーってどんな仕事?
体験ツアーって、ただ観光地を巡るだけじゃなくて、その土地の文化や自然、人々の暮らしを“感じてもらう”ことを目的としたツアーです。
たとえばこんなジャンルがあります。
どのツアーにも共通しているのは、「その土地の魅力を伝える」ってこと。
あなたの“好き”や“得意”がそのまま観光客へのサービスになるから、やりがいもバッチリ!
実際に行われているツアーの紹介
実際行われている体験ツアーには、こんなものがあります。
【北海道・知床】世界自然遺産ウォーク
知床五湖など原生林を歩くネイチャーガイド。
動物の痕跡や自然保護も学べます。
【長野・上高地】トレッキング&自然観察
梓川の清流や山々を歩きながら、野生動物や植物についても解説。
【岐阜・高山】古い町並みを案内する街歩きツアー
地元のグルメや伝統建築、飛騨牛の歴史まで語れる街案内の定番ルート。
【滋賀・琵琶湖】湖畔の自然観察ツアー
ヨシ原や野鳥観察、湖岸の文化を案内するエコツアー的なガイド活動。
【京都・嵐山】竹林と渡月橋を巡る文化案内
景観と歴史が融合するコースで、着物姿の観光客にも人気のスポットをガイド。
【三重・伊勢】伊勢神宮と門前町めぐり
内宮〜おはらい町〜おかげ横丁を歩いて、地元の歴史と文化を語るガイド。
【神奈川・鎌倉】江ノ電沿いの街歩きと寺社めぐり
海風を感じながら鶴岡八幡宮などを案内。観光名所と日常の風景が交わるコース。
【島根・出雲】神話スポットを巡るツアー
出雲大社や稲佐の浜などを巡りながら、神話の舞台裏を紹介する文化ツアー。
【鹿児島・屋久島】屋久杉トレッキング
縄文杉コースや白谷雲水峡で、苔むす森を案内。
自然好きに人気の仕事です。
どんな人が向いている?
体験ツアーガイドは、こんな人にぴったりです。
資格がなくても始められるケースが多いし、年齢制限もなし!
実際に、60代以上の方が地元ガイドとして活躍している例もありますよ。
事前研修やマニュアルが用意されているところも多いので、安心して始められます。
観光エリアが地元の方はオススメ
観光スポットが生活圏にある方には、体験ツアーガイドの仕事は特におすすめです。
「ここ、子どものころよく遊んだなぁ」「この時期は地元の人も桜を見に来るんです」──そんな“暮らしの中の観光”を伝えられるのは、地元の方ならではの強みです。
遠方から来た観光客にとっては、ちょっとした雑談や昔話がとても魅力的。
特別なスキルがなくても、地元での体験そのものがガイドの武器になりますよ。
ツアー前の準備ってどんなことするの?
体験ガイドって、ただ「ついてきて〜」だけじゃないんです。
実は、見えないところでいろんな準備が必要。
① ルート確認と下見はマスト!
ガイド当日は緊張するもの。だからこそ、何度か実際に歩いておくのがおすすめです。
どこで観光客が写真を撮りたがるか、坂道がキツイところはどこかなど、体感しておくと当日がスムーズ。
「この石段、意外と息切れするんですよ〜」なんて体験談を交えると信用度があがります。
② トークネタのストックを準備
歴史や自然のことを調べておくのはもちろんだけど、「地元の人はここでお団子食べてるんですよ」とか、「この橋、カップルがケンカすると渡れないって噂もあるらしいです」みたいな雑談ネタも強い味方。
観光客との距離がぐっと縮まります。
③ 天候チェックと持ち物の見直し
雨の日用のルート変更、虫が多い時期の対策、日焼けしやすい人への声かけなど、気配りもガイドの腕の見せどころ。
虫よけやカイロを貸せると、ちょっとした感動すら生まれます。
実際の収入や働き方は?
体験ツアーガイドの収入は、勤務形態や場所によって差があります。
以下は一例として、よく見られる報酬の目安です。
「副業として土日だけ」「夏季限定」「定年後の生きがい」など、ライフスタイルに合わせて柔軟に働けるのも魅力です。
どこで仕事を受けられる?
体験ツアーガイドの求人は、以下のような大手求人サイトでも見つかります。
「ツアーガイド」「観光ガイド」「体験ツアー」などのキーワードで検索してみましょう。
まとめ
自然の中を歩いたり、歴史や文化を語ったり、街を案内したり──体験ツアーガイドは「好き」を活かして旅の思い出をつくる仕事です。
特別な資格は不要で、年齢も問いません。
大切なのは、「誰かに伝えたい気持ち」や「自分の地域をもっと知ってほしい」という思い。
あなたの一言が、誰かの旅のハイライトになるかもしれません。
ふとしたときに思い出す、そんな景色を一緒につくってみませんか?