苔はお金になる?
苔と聞くと、山や公園で見かける地味な植物というイメージがあるかもしれません。
でも実はガーデニングやインテリアにぴったりな素材で、販売すればお金になります。
特に盆栽やテラリウム、庭の装飾に人気で、個人間で取引されることも多いです。
最近では、「苔リウム」と呼ばれるインテリア商品も注目されています。
苔を活用したビジネス、意外に広がっているんですよ。
売れる苔の種類
市場でよく取引されているのは以下の種類になります。
アラハシラガゴケ
湿度の高い場所に自生し、盆栽や正月飾りにぴったり。
手入れが簡単で、初心者でも育てやすいです。
スギゴケ
低地から山地のやや湿った地上に群生し、手入れが簡単で初心者にも人気。
苔庭などでよく使われます。
ホソバオキナゴケ
幅広い環境に適応しやすく、湿度が保たれる場所であれば簡単に育てられます。
テラリウム、苔玉、盆栽の下草として人気。
ハイゴケ
日当たりのよい草地で自生し、ほかの植物と組み合わせやすい。
背が低く乾燥に強いハイゴケは、苔玉や苔テラリウム作りにおすすめ。
スナゴケ
日照や乾燥に強く育てやすい。
苔玉、苔テラリウム、苔庭、苔盆栽などさまざまな用途で使用される。
シノブゴケ
繊細に枝分かれする姿が美しく、小さなシダのようにも見えるのが特徴。
テラリウム、苔玉、盆栽として人気。
参考
有限会社モス・プラン「苔図鑑」
いくらで売れるの?
苔の価格は種類や品質によって異なりますが、一般的には500円〜1,000円程度で取引されています。
特に美しい苔やテラリウム向けのものは、3,000円以上で売れることもあります。
この価格帯は市場の需要や苔の品質によって変動しますが、苔は庭園やインテリアの装飾として高い人気があります。
特に苔玉やテラリウム向けに育てられた苔は、手入れがしやすく、愛好者に人気があります。
苔の採集方法
野生の苔を採集することで、初期費用を抑えてビジネスを始められますが、いくつか注意が必要です。
採集場所
自分の庭や所有地、許可を得た里山や田舎の未開発地で採集できます。
ただし、保護区域や湿地帯、河原では採集が禁止されていることが多いため、必ず自治体の規則を確認しましょう。
特に、環境省が指定した保護区域では無断採集が違法になることがあるので、事前に許可を得ることが重要です。
環境保護
一度に大量に採らず、環境を壊さないよう配慮することが大切です。
採集後の準備
採集した苔には土やゴミが付着していることがあるため、持ち帰る前にきれいにしておくと管理が楽になります。
苔を購入して増やす方法
近くで苔を採集できない場合や、珍しい苔を扱いたい場合は、苔を購入して増やすのも一つの方法です。
園芸店やホームセンターでは観葉植物コーナーで販売されることがあり、Amazonやメルカリなどのオンラインショップなどで購入できます。
また、専門業者では苔の専門店や盆栽ショップで取り扱われています。
わからなければ専門の店員に聞いてみるのもいいでしょう。
苔の繁殖と育て方
苔は増やしやすい植物ですが、育てるためには適切な環境が必要です。
苔の販売方法
苔はオンラインマーケットやガーデニングショップ、イベント出店などで販売できます。
販売時には、苔が乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーで包み、ジップロックなどの通気性の良いパッケージに入れると、品質を保ちやすくなります。
特に夏場は保冷剤を使って発送することをお勧めします。
まとめ
苔の採集から繁殖、販売までの流れは、意外にも手軽に始められる副業です。
市場にも需要があり、特にガーデニングやインテリア愛好者に人気があります。
しかし、採集には法律やマナーを守ることが大切です。
環境保護にも配慮しつつ、苔を育てて販売することで、趣味を生かした副収入を得ることが可能です。
これから始める人も、しっかりとした準備をすれば、安定した収益が期待できるかもしれません。