毎日何気なく使っているLINEスタンプ。
「あ、このスタンプ可愛いな」なんて、ついつい買っちゃうことってありますよね。
実はあのスタンプ、あなたが作って世界中に販売できるんです。
「絵なんて描けないし、難しそう……」そう思った方も、全然心配いりません。
今はスマホ1台で始められるアプリや、作業をぐっと楽にしてくれるツールがたくさん揃っています。
お気に入りのキャラクターを作って、ちょっとしたお小遣い稼ぎを始めてみませんか?
今回は、そんなワクワクするスタンプ販売の世界を分かりやすく紹介します。
スタンプ販売の仕組みと全体の流れ
「そもそも、作ったスタンプはどうやってLINEに載せるの?」と思いますよね。
実は、個人がLINEスタンプを販売するための「LINE Creators Market(LINEクリエイターズマーケット)」という専用のサービスが用意されています。
登録はとても簡単で、あなたが普段使っているLINEアカウントがあれば、誰でも無料でクリエイターとして登録することができます。
- STEP01画像を準備する
(8個〜40個で1セット)
- STEP02LINEクリエイターズマーケットに画像をアップロードする
- STEP03LINE側の「審査」を申請する
- STEP04審査を通過したら、販売スタート!
- STEP05売上を受け取る
(1,000円以上から申請可能)
このように、複雑な作業や難しい契約をしたりする必要は一切ありません。
用意した画像を専用サイトに登録して審査を待つだけなので、誰でも手軽に始められます。
では、実際にどんなスタンプを作れば売れやすいのか、具体的なコツを見ていきましょう。
売れるスタンプの共通点とコツ
いざ作ろうと思っても、どんなデザインにすればいいか迷っちゃいますよね。
せっかくなら、たくさんの人に使ってもらえるものを作りたいところです。
売れる「日常会話セット」の具体例
LINEスタンプを販売するには、最低でも8個のイラストを1セットにする必要があります。
まずは、ユーザーが「これ1つで毎日の返信がだいたい完結するな」と思える定番フレーズを組み合わせるのがコツです。
何を作ればいいのか迷ったら、まずは以下を参考に作ってみてください。
デザインがおしゃれでも、いつ使うのか分からないマニアックな言葉だと、なかなか購入されません。
まずはよく使うフレーズに、あなたが考えた可愛いキャラクターのイラストを当てはめてみることから始めてみましょう。
ターゲットをあえて絞り込む
日常会話スタンプはライバルも多いので、あえてターゲットを絞り込む方法もおすすめです。
このようにターゲットを狭くすると「こういうマニアックなのが欲しかった!」というコアな層に深く刺さり、買ってもらいやすくなります。
慣れてきたら上級者向けのスタンプ
画面で可愛く動くアニメーションスタンプはとても人気があり、販売単価を少し高めに設定できるという魅力があります。
動くスタンプは「背景が透明になる、画質のキレイなパラパラマンガ」のような画像データ(APNG形式)を使っています。
Adobe Photoshop、クリップスタジオなどの優秀なイラストソフトを使えば、比較的簡単に作成することができます。
慣れてきて興味があればチャレンジしてみてください。
おすすめの制作ソフトと初期費用
| ソフト・アプリ名 | 初期費用 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| アイビスペイント | 月額480円~(買い切り有) | スマホやタブレットで初期費用をかけずに本格イラストを描きたい人 |
| クリップスタジオ | 月額約480円〜(無期限版有) | 将来的に動くスタンプにも挑戦したい人 |
| Adobe Photoshop | 月額1,180円〜 | 写真の切り抜き加工をしたい方や、既にAdobe契約中の方 |
スマホやタブレットで気軽に、でも本格的なイラストを描きたいならアイビスペイントがおすすめです。
プロ並みの環境を整えたい、あるいは将来的に動くスタンプを楽に作りたいなら、アニメーション機能が抜群に強い定番ソフトのクリップスタジオを選べば間違いありません。
写真やペットの画像を切り抜いて、おしゃれな文字を入れてスタンプにしたい場合は、デザインの王道ソフトであるAdobe Photoshopがぴったりです。もちろんアニメーションも作れます。
AIを使って効率よく量産する裏ワザ
先ほどお伝えした通り、スタンプは複数枚のイラストをセットにする必要があります。
「同じキャラクターを何枚も何枚も描くのって、ちょっと大変そう……」と思いますよね。
そんなときに味方になってくれるのが、最近話題の画像生成AIです。
1. 自分が描いた1枚をAIに読み込ませる
「Midjourney」などの画像生成AIには、自分で描いたイラストを「お手本」として読み込ませる機能があります。
まずは、あなたが作成したスタンプにしたいキャラクターを1枚だけ用意すればOK。それをAIに見せるだけで、準備は完了です。
2. 表情やポーズのバリエーションを自動で量産
お手本の画像をセットした状態で、「このキャラを泣き顔にして」「お辞儀をさせて」とお願いしてみましょう。すると、あなたのイラストの雰囲気をしっかりキープしたまま、色んなポーズの画像を作成してくれます。
指示の出し方を工夫すれば様々なバリエーションができるはずです。
LINEスタンプで大成功したクリエイター
LINEスタンプの素晴らしいところは、個人が作ったキャラクターが、スタンプの売上だけで大きな富を築いたり、誰もが知る国民的キャラクターに大化けしたりする点です。
トップ層のリアルな金額感
LINE公式が過去に発表しているデータによると、売上上位10名の平均販売額は累計で約7億7,000万円を記録しています。
売上から手数料などを引いて、クリエイターの手元に残る(分配される)のは約35%。つまりトップ10クラスになれば、なんと約2億7,000万円以上が個人に入っている計算になります。その他、人気が出ればグッズ化などのオファーが来るなど、夢は広がるばかり!
今や国民的ブーム(ナガノさん)
大人気キャラクター「ちいかわ」の生みの親です。
もともとはLINEスタンプのクリエイターとして「自分ツッコミくま」などのスタンプを作って大人気になった方。
スタンプから火がつき、今やアニメ化やコラボグッズが日本中で溢れ返るほどのメガヒットになりました。まさにスタンプ発のドリームを体現しています。
世界中で愛される元祖(カナヘイさん)
可愛いピンクのうさぎと小鳥のキャラクター「カナヘイのピスケ&うさぎ」の生みの親です。
スタンプが始まった最初期から参入し、国内外で大ヒットを連発して初代MVPにも輝きました。
今や企業のコラボやグッズ展開、海外でのイベントなど、スタンプを飛び出して世界中で愛され続けています。
LINEスタンプ販売の注意点
とても夢のあるスタンプ販売ですが、トラブルを避けて楽しく続けるために、いくつか頭に入れておきたいルールがあります。
LINE側の審査がある
作ったスタンプはすぐに販売できるわけではなく、LINE側の審査に合格する必要があります。
過度な露出、暴力的な描写、他人の著作権を侵害するようなデザインは不合格になってしまうので、制作前に公式ルールに目を通しておきましょう。
写真を使う場合のルール
友達やペットの写真を使う場合も注意が必要です。他人の顔が写り込んでいないか、写真の使用許可をきちんともらっているかなど、プライバシーや肖像権への配慮を怠らないようにしてください。
売上金の手数料システム
スタンプが売れた金額のすべてがそのまま手元に入るわけではありません。販売価格からAppleやGoogleなどの決済手数料が約30%引かれ、さらに残った金額をLINE側と分配する形になります。
なお、売上金は1,000円以上から受け取れますが、銀行振込だと550円の手数料がかかるため、ある程度まとまってから申請するのが損をしないコツです。
あらかじめこの仕組みを理解しておくと、後から慌てずに済みます。
まとめ
LINEスタンプの販売は、初期費用をほとんどかけずに自分のアイデアを形にできる、とても魅力的な副業です。
まずは「LINEクリエイターズマーケット」に登録して、自分に合ったソフトで手軽に始めてみてはいかがでしょうか。
慣れてきたらソフトをアップグレードしたり、AIを使って効率よく量産したり。自分のペースに合わせてステップアップしていけるのも嬉しいポイントです。
何より、自分が作ったキャラクターを誰かが使って、誰かのトーク画面を笑顔にしていると想像するだけで、なんだかワクワクしてきませんか?
まずは手書きでもいいので、イラストやアイディアを形にしてみることがおすすめです。
そんな小さな一歩から、あなたのクリエイター生活を始めてみませんか?
