新しい年を迎えると、子どもたちが心待ちにしているお年玉。
でも、いざ渡すとなると「いくら包めばいいのか」「どんなポチ袋が良いのか」「渡し方にルールはあるのか」など、初めての方には分からないことも多いですよね。
この記事では、年齢別の相場やマナー、注意点をわかりやすくお伝えします。これで新年の準備もバッチリです!
お年玉の相場はいくら?
お年玉の金額は、相手の年齢や自分との関係によって変わります。以下を参考にしてみてください。
幼児(0~6歳)
500円~2,000円
まだお金の価値がわからない年齢なので、気持ち程度でOK。
キャラクターが描かれたポチ袋などを選ぶと、子どもたちに喜ばれます。
小学生低学年(7~9歳)
1,000円~3,000円
小学生になると使い道が広がるため、学年に応じて金額を少しずつ増やすと良いでしょう。
小学生高学年(10~12歳)
3,000円~5,000円
友達と遊ぶ機会が増える年齢なので、低学年よりやや多めにすると良いでしょう。
中学生(13~15歳)
5,000円前後
部活動や趣味のための費用として使うことが増える年齢です。
学年に応じて金額を少しずつ増やすことを考えても良いでしょう。
高校生以上(16~18歳)
5,000円~10,000円
進学やアルバイトを始めるなど、交友関係が広がりつつある年齢です。
大人として扱う気持ちを込めて少し多めに渡す人が多いようです。
大学生・専門学校生(18歳以上)
10,000円~
18歳以上になると渡すかどうかは家庭によって異なります。
渡す場合は1万円程度が多いようです。
家庭や地域による違い
お年玉の金額は家庭や地域で異なる場合もあります。
他の親戚と相談して、金額にばらつきが出ないようにするのがおすすめです。
ポチ袋の選び方とお金の入れ方
お年玉を渡す際に欠かせないのがポチ袋。デザインやお金の入れ方にもちょっとしたコツがあります。
ポチ袋の選び方
相手の年齢や好みに合わせたポチ袋を選ぶと、受け取る側の気持ちもさらに高まります。
お金の入れ方
ポチ袋に入れるお札は新札を使うのが一般的。4や9といった縁起の悪い数字を避けるのがマナー。
以下のポイントを押さえましょう。
- お札の向き
お札の肖像が表になるようにし、袋を開けたときに肖像が上向きになるように入れます。 - 折り方
お札をそのまま入れるのが理想ですが、小さいポチ袋の場合はきれいに折りたたんで入れましょう。
お年玉の渡し方のマナー
いざ渡すときにも、マナーを意識することで気持ちがより伝わります。
渡すタイミング
家族が集まる元日や正月の挨拶時が最適です。立ち話や慌ただしい場面は避けましょう。
言葉を添える
「新しい年も元気に楽しく過ごしてください」「少しだけど好きなことに使ってね」など、温かい言葉を一緒に渡すと印象が良くなります。
子どもの反応に笑顔で応える
子どもが戸惑ったり、素っ気なく「ありがとう」と言ったりすることもあるかもしれません。そんなときも笑顔で受け止めてあげましょう。
トラブルを避けるための注意点
お年玉にまつわるトラブルを避けるために、いくつか気をつけたいポイントを押さえておきましょう。
兄弟間の金額差
兄弟姉妹がいる場合、金額に大きな差をつけると後で揉める原因になることも。
同じ金額か、年齢に応じたわずかな差にとどめておくのがおすすめです。
親と事前に相談する
親戚の子どもに渡す場合、親と相談して金額の相場感を合わせておくと安心です。
無理をしない
自分の経済状況に見合った金額にすることが大切です。無理をして多額を包む必要はありません。
まとめ
お年玉は、新年の楽しみの一つであり、相手への気持ちを伝える日本の伝統です。
相場やマナーを意識しつつ、相手にとって気持ちの良い形で渡してみましょう。
お年玉をきっかけに、より良い人間関係を築けるかもしれません。