エキストラ俳優の仕事と収入

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映画やドラマで、主人公が歩く街並み、ライブ会場の観客席、会社のオフィスなどで、背景に自然に存在する人たち。
彼らは作品の世界をよりリアルにする「エキストラ」と呼ばれ、映像作品には欠かせない存在です。

登録制の仕事が多く、毎日安定して稼げるわけではありませんが、求人は意外と多く、実際に挑戦している人もたくさんいます。
今回は、エキストラの仕事や収入、実際の流れについてわかりやすく紹介します。

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エキストラってどんな仕事?

エキストラは、作品の世界をよりリアルに見せるために登場します。
台詞がないことがほとんどですが、群衆役や通行人、会社員など、作品を支える役割はさまざま。
場合によっては再現ドラマで短いセリフを求められることもあります。

演技経験は必須ではなく、現場で求められるのは、柔軟に対応できることと、スタッフの指示にスムーズに従える姿勢です。
誰でも挑戦できる一方で、映像業界の雰囲気を直接体験できる貴重な経験になります。

登録と仕事の探し方

エキストラの多くは、専門のプロダクションや事務所に登録して仕事を受けます。
最初に写真やプロフィールを提出して、場合によっては簡単な面談を受ければ登録完了。
あとは案件が出るたびに、メールや専用サイトで募集の案内が届きます。
自分が参加したい案件に応募して、撮影に参加する流れです。

募集の種類は映画、連続ドラマ、バラエティ番組の再現VTR、CMなど幅広く、特に首都圏では案件が集中しています。
掲示板や公式サイトをこまめにチェックするとチャンスが見つかります。

仕事内容の具体例

エキストラの仕事は、作品のジャンルによって内容が大きく変わります。
ドラマや映画では、学校の生徒役やオフィスの社員役、街を歩く通行人など、背景で自然に存在する役が多く、長時間の撮影に立ち会うことも珍しくありません。

一方、CM撮影では商品の利用者や背景の一人として参加することが多く、撮影は数時間で終わることもあります。
再現ドラマは少し特殊で、事件やニュースのシーンに出演する場合には顔が映ることもあります。
そのため、短いセリフや演技を求められることもありますが、多くの場合は一言程度の台詞で済むケースがほとんどです。

収入の目安

エキストラの報酬は、案件や拘束時間、役柄によってかなり幅があります。
だいたいの目安としては、半日で3,000円〜8,000円、1日で5,000円〜15,000円くらいが相場です。
ただし、これはあくまで目安。

  • ドラマ・映画の群衆役: 1日8時間程度、5,000〜8,000円
  • 再現ドラマで顔が映る役: 7,000〜12,000円
  • 短いセリフや演技を求められる再現VTR: 10,000〜15,000円
  • CMのエキストラ: 半日5,000円前後

さらに、深夜や早朝の撮影は割増がつくこともあり、場合によっては1万2,000円を超えることも。

また、大人数の群衆撮影や、趣味の一環として参加する人が多いボランティア案件では無報酬、もしくは交通費のみというケースも珍しくありません。
特に、東京都内の撮影では交通費が自己負担となることも多いので、応募の際は報酬だけでなく、交通費の支給条件も必ず確認しましょう。

全体として、毎日安定した収入を得るのは難しい仕事ですが、「映像作品に参加する体験」としては格別のやりがいがあります。

海外だと?

海外では「extra」や「background actor」と呼ばれます。
特にアメリカやイギリスでは、ユニオン(労働組合)に所属していると報酬や時間外の割増、食事手当などがきちんと決まっており、日本より条件が明確です。

  • アメリカ(ユニオン案件): 1日8時間で約2万5,000円、深夜や早朝は割増
  • イギリス: 日給約2万1,000円、セリフありや主役に近い役だと4〜6万円

非ユニオン案件は少し低めですが、日本より報酬が高く条件もはっきりしています。

メリットとやりがい

エキストラとして活動する大きな魅力は、映画やドラマの現場を体験できることです。
有名俳優を間近で見られることもあり、作品の一部を担った実感は大きなやりがいにつながります。

また、撮影の裏側を知ることで、普段の映画やドラマの見方が変わるという声も多いです。
自分が参加したシーンが放送される瞬間は、特別な達成感を味わえるでしょう。

デメリットや注意点

エキストラの仕事には、いくつか注意すべき点があります。
たとえば、収入が安定しないため、この仕事だけで生活を維持するのは難しいかもしれません。
また、撮影は早朝や深夜まで及ぶことも多く、長時間の待機時間も覚悟しておかなければなりません。

さらに、撮影場所までの交通費や、指定された衣装、小道具などを自分で用意する必要がある場合もあるので、こうした費用負担も事前に理解しておくことが大切です。

向いている人の特徴

エキストラに向いているのは、時間に柔軟に対応できる人です。
突然の募集にすぐ応じられる人や、じっと待つことが苦にならない人は適性があります。

また、芸能や映像の世界に関心がある人にとっては、現場の空気を味わえる特別な経験となります。
仕事そのものを「特別な体験」として楽しめるかどうかが長続きのポイントです。

まとめ

エキストラは、安定した収入を得るための仕事ではありません。
しかし、求人は多く、誰でも挑戦できる身近な選択肢です。
作品の一部を担う体験は大きな価値があり、副業や趣味の延長として取り組む人が増えています。

映画やドラマの世界に少しでも興味がある方は、一度登録してみるのもよいでしょう。
自分が出演した作品をスクリーンやテレビで見る喜びは、他では得られない特別な経験になるはずです。

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