保険って本当に必要?

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お金の知識
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「とりあえず保険には入っておいた方が安心」
そんなふうに思って、なんとなく加入している人も多いのではないでしょうか。

でも、保険って意外とお金がかかるもの。
「これって本当に必要?」「損してるのかも…?」と思ったことがある人も少なくないはずです。

この記事では、生命保険や医療保険、がん保険などの種類を整理しながら、「自分にはどんな保険が合ってるんだろう?」という疑問にやさしく答えていきます。

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保険にはどんな種類がある?

まずは、よくある保険の種類をかんたんに整理してみましょう。

生命保険

亡くなったときや重い障害を負ったときに給付金が支払われます。
家族を守るための保険であり、特に扶養家族がいる方に向いています。

医療保険

入院や手術の費用を補償してくれる保険です。
病気やケガに備えたい人には欠かせない選択肢となります。

がん保険

がんと診断されたときや治療時に給付金が支払われる保険です。
がんは日本人が生涯で診断される確率が、男性では約62%、女性では約49%と言われています。
特に中高年層におすすめです。

損害保険

火災や交通事故、盗難といったトラブルに対応する保険です。
自動車保険や火災保険など、生活環境に合わせた種類があります。

みんな保険に入っているの?

実は、日本では多くの人が何らかの保険に加入しています。
公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、生命保険の加入率は男性77.6%・女性81.5%。
医療保険やがん保険もあわせると、ほとんどの人が「何かしらの保険」に入っている状態です。
それだけ多くの人が「備えは必要」と感じているということですね。

でも、「なんとなく入ったまま」で中身をよく知らないままという人も多いようです。

月にどれくらい払っている?

気になる保険料の平均ですが、1世帯あたりの年間保険料は約35万円(月にすると約2.9万円)。
家庭によっては、家賃よりも高くなっていることもあります。

「ちょっと高いな…」と感じた人は、一度内容を見直してみるのも良いかもしれません。
特に、複数の保険に入っていて内容が重複していると、ムダな出費になっていることもあります。

公的制度でどこまでカバーできる?

「医療費が高くて不安…」と思う人もいるかもしれませんが、日本には高額療養費制度というしくみがあります。
これは、医療費が高額になっても、自己負担には上限があるという制度です。

たとえば年収370万円くらいの人なら、ひと月の自己負担は約8万円が上限です(※年齢や所得によって異なります)。
もちろん、入院中の食事代や個室の費用(差額ベッド代)は対象外なので、医療保険があればそこをカバーできます。

保険が必要な人、そうでない人って?

保険に入るべきかどうかは、その人のライフスタイルや家計の状況によって大きく変わります。
たとえば、小さなお子さんがいる家庭では、もしものことがあったときの備えとして生命保険が心の支えになります。
万が一に遺族に十分な生活費を残すという意味で、保険が大きな役割を果たします。

また、貯金がまだ少なく、突然の病気やケガに対応できるか不安な人にとっては、医療保険やがん保険があると安心感につながるでしょう。
高額療養費制度があっても、入院中の食事代や個室の差額ベッド代、通院時の交通費など、公的制度だけではまかないきれない費用もあります。

一方で、独身で扶養家族がいなかったり、すでに十分な貯金がある人は、保険の必要性はそこまで高くないかもしれません。
生活資金や医療費を自分でカバーできるなら、保険に頼らずとも安心して暮らしていけるケースもあるのです。

要は、「自分がリスクにどれだけ備えられるか」を基準に考えると、保険が必要かどうかの判断もしやすくなります。

保険は定期的に見直そう

保険は、結婚や出産、転職などライフステージによって必要な内容が変わってきます。
ずっと同じ内容のままでは、今の自分に合っていないことも。

たとえば、子どもが自立した後も大きな死亡保障に入っていたり、退職後も働き盛り向けの保険に加入し続けていたり…。
こういった状態は、もったいないですよね。
年に一度くらいは「今の保険、自分に合ってるかな?」と見直すクセをつけるのがおすすめです。

まとめ

保険は、万が一のときに備えるための「お守り」のような存在です。
でも、なんとなく入っていると、知らないうちに家計を圧迫していることもあります。

大切なのは、今の自分に本当に必要な保険を選ぶこと。
そして、いらない保障は思い切って見直すこと。
保険を味方につけて、安心できる生活を整えていきましょう。

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